NEO現代を探る Advanced Unit16

(解答)

1.ある行動を示す人が多ければ多いほど[多くいればいるほど]、他の人々はそれを

 より適切だと判断するものだ。

2.部屋に入ってきた5人が皆、役者であるという事実。

3.他の5人の解答と一致するように、1番と誤った回答をすること。

4.危険に遭遇したときに仲間と一緒に逃げなかった人々は命を落とし、その遺伝子を

 後世に伝えることはなかったから。

5.自社製品は「最も人気がある」からより優れているのだ、と主張する会社の広告を

 信用してはいけない。

6.⑤

【Point】②

 

(全文訳)

 1 ⃣

 あなたはコンサートへ行く途中だ。交差点で、あなたは一群の人々が皆。空を見つめているのに遭遇する。何も考えることすらせずに、あなたも上を見る。なぜか。社会的証明のせいだ。コンサートの後、あなたはコートを受け取るために手荷物預かり所に行く。あなたは、あなたの前にいる人々が皿の上にコインを置く様子を見るー表向きはそのサービスがチケットの価格に含まれているにもかかわらず、だ。あなたはどうするか。きっと同じようにコインを置くだろうなぜか。社会的証明のせいだ。

 2 ⃣

 社会的証明ー群居本能と大まかによばれることもあるーのせいで、人は、他人と同じように行動するときに正しく行動していると感じる。そして、ある行動を示す人が多ければ多いほど、他の人々はそれをより適切だと判断するものだ。

 3 ⃣

 伝説的な心理学者のソロモン・アッシュによって1950年代に行われた簡単な実験では、1人の被験者が紙に書かれた1本の線とその隣の3本の線(1番、2番、3番)-さいしょのものより短い線と、長い線と、同じ長さの線ーを見せられる。被験者は3本の線のうちどれが最初の線と一致するかを指示さなければならない。その被験者1人だけが部屋にいる場合、彼は正しい答えを指す。今度は他に5人が部屋に入る。彼らは全員が役者なのだが、これは被験者が知らない事実である。3番が正しい答えであることは非常にはっきりしているにもかかわらず、彼らは次々に「1番です」と言って間違えた答えを指す。その後、再び被験者の順番になる。事例の3分の1において、その人は他の人たちの解答に合わせて、間違った回答をするのだ。

 4 ⃣

 なぜ私たちはこのような行動を取るのだろうか。その昔、他人に追従することは生き残るための適切な戦略だった。5万年前、あなたは狩猟採集民の友人たちと原野を移動していると、突然彼らが皆、ある一匹の動物の姿を見て逃げ出したとしよう。あなたはどうしただろうか。そのままじっとしていて、自分が見ているものは一体何なのだろう、とあれこれ考えていただろうか。ライオンだったのかな、それともライオンみたいに見えただけで、実は害のない動物だったのかな、と。いや、あなたは友人たちに追従しただろう。後になって、あなたが安全になったとき、あなたはその「ライオン」が実際には何だったのかをじっくり考えたはずだ。集団と違った行動を取った者たちは、後の世代に遺伝子を伝えることはなかった。私たちは他人の行動をまねした者たちの直系の子孫なのだ。このパターンは私たちの中に非常に深く根付いているので、私たちは今日でもなお、たとえほとんどの場合それが生存に何の利点ももたらさないとしても、それを用いるのだ。

 5 ⃣

 広告業界は社会的証明に対する私たちの弱さから大いに恩恵を受けてる。これが功を奏するのは、様々な車種や洗剤や化粧品など、明らか長所や短所がない製品から1つに決めるときのように状況が不明瞭な場合、そして「あなたや私のような」人々が登場する場面においてである。

 6 ⃣

 だから、自社製品は「最も人気がある」からより優れているのだ、と主張する広告を信用してはいけない。ある製品が最も多く売れているというだけの理由で、どうしてそれが他より優れているということになるだろうか。そして、詩人のアナトール・フランスの名言を覚えておこう。「たとえ5千万人がばかなことを言おうと、それはやはりばかなことだ」。