NEO現代を探る Advanced Unit6

(解答)

1.②

2.「無料!」はあまりにも私たちの感情を高ぶらせるので、私たちは提供されている

 ものが実際よりはるかに価値があると認識してしまう。

3.人は本質的に損を恐れるので、損をする可能性がある無料でないものではなく、損

 をする可能性のない無料のものを選ぶということ。

4.しかし、たとえ私がそのとき高画質プレーヤーを必要としていたとしても、値段が

 下がるのを待つ方が賢明だったのではないだろうか。

5.その高画質DVDプレーヤーの製造を中止するという意図。

6.②③

【Summary】

(1)①  (2)③  (3)②  (4)④  (5)⑤

 

(全文訳)

 1⃣

 あなたはこれまでに、「無料!」のコーヒー豆1袋を提供するクーポン券を取ろうとしたことはあるだろうかー自分はコーヒーを飲まないし、それを淹れる機械すら持っていないにもかかわらず、だ。ビュッフェで食べつくした食べ物すべてですでにお腹が痛くなりだしていたにもかかわらず、皿に山積みしたあのすべての無料の食べ物についてはどうだろうか。

 2⃣

ただで何かを手に入れるととても気分がいいということは、誰もが知っている。もし何かが50セントから20セントに値引きされているとしたら、あなたはそれを買うだろうかおそらく買うだろう。50セントから2セントに値引きされているとしたら、あなたはそれを買うだろうか。おそらく買うだろう。50セントからゼロに値引きされているとしたら、あなたはそれをひっつかむだろうか。もちろん!

 3⃣

 「無料!」の何がそんなに魅力的なのだろうか。なぜ私たちは、それが本当に欲しいものではないのに、「無料!」の品物に飛びつきたいという理性を書いた衝動に駆られるのだろうか。

 4⃣

 その答えはきっとこういうことだと思う。ほとんどの取引には良い面と悪い面があるが、何かが「無料!」であるとき、私たちはその悪い面を忘れてしまうのだ。「無料!」はあまりにも私たちの感情を高ぶらせるので、私たちは提供されているものが実際よりもはるかに価値があると認識してしまうのだ。なぜか。それは、人間は本質的に損を恐れるからだと思う。「無料!」の本当の魅力は、この恐れに関係がある。「無料!」の品物を選ぶときには、明らかな損の可能性はない(無料なのだから)。しかし、無料でない品物を選ぶと仮定しよう。おやおや、今度はまずい選択をしたという危険ー損の生じる可能性ーがある。だから、選択できる場合には、私たちは無料のものを選ぶのだ。

 5⃣

 こういう理由で、値段設定の世界では、ゼロは単なる値段の1つではない。「無料!」による感情の高まりに打ち勝つものなどないのだ。この「ゼロ価格効果」は独特のカテゴリーに入っているのだ。

 6⃣

 確かに、「ただで何かを買う」というのは矛盾しているように聞こえる。しかし、「無料!」というあの厄介なもののせいだけで、欲しくはないかもしれないものを買ってしまうという罠に、私たちがどんなふうに、しばしば陥るのかを示すー例を挙げよう。

 7⃣

 2007年、私はある大手電機メーカの新聞広告を見たのだが、それは、そのメーカーの新しい高画質DVDプレーヤーを買えば「無料!」のDVD7作品を提供するというものであった。第一に、当時私は高画質DVDプレーヤーが必要だったのだろうか。おそらく必要なかった。しかし、たとえ必要だったとしても、値段が下がるのを待つ方が賢明だったのではないだろうか。いつもそうなるのだー今日の600ドルの高画質DVDプレーヤーは、あっという間に明日の200ドルの機械になるのだ。第二にそのDVDメーカーは提案の背後に明確な意図を持っていた。この会社の高画質DVDシステムは、ブルーレイー他の多くのメーカーに指示されていたシステムーと激し競争をしていた。当時、ブルーレイは優位にあり、その後市場を席巻するようになった。だから、売り出されている機械がメーカーによって製造中止になる予定である場合、「無料!」とはいくらになるのだろうか。そうしたことが、私たちが「無料!」の魅力のとりこになるのを防いでくれるかもしれない2つの理性的な考えだ。しかし、なんてこった、あの「無料!」のDVDは確かに良く見えるのだ!