NEO現代を探る Advanced Unit3

(解答)

1.過剰な照明が、私たちの健康と、私たちが依存している自然環境の健全性を脅かし

 ている。

2.私たち人間が明かりをつけるたびに、多くの動物たちの昔から続く、交尾や移動や

 摂取といったパターンが、しばしば種が順応する間もなく変えられてしまう。

3.troubles,confuses

4.光と闇のサイクルが私たちに対して同じことをしていないと考える理由は何もな

 い。

5.①

6.③④

【Summary】

(1)③ (2)④ (3)① (4)⑤

 

(和訳)

 1⃣

 先月、フランスはー「光の都」パリを含めー世界の最も包括的な照明に関する法律の1つが施行されると、夜が暗くなった。例えば、午前1時から午前7時まで、商店の照明は消されたままで、オフィスビルの中の照明も、従業員が職場を退出してから1時間以内に消されなければならなくなった。フランスの環境省が対策を講じたのは、大都市や世界の多くの場所での過剰な照明が、私たちの健康と、私たちが依存してる自然環境の健全性を脅かしているからだ。

 2⃣

 脊椎動物(背骨のある動物)の約30パーセントと無脊椎動物(背骨のない動物)の約60パーセント以上は夜行性で、夜にだけ姿を現す。それ以外の動物の多くは夜明けや夕暮れといった、昼と夜の境目に活動する。すべての生物が私たち人間による人工的な光の使用の急増の影響を受けている可能性がある、と科学者たちは言っている。

 3⃣

 私たち人間が明かりをつけるたびに、多くの動物たちの昔から続く、交尾や移動や摂食といったパターンが、しばしば種が順応する間もなく変えられてしまう。毎年、」長距離を移動するますます多くの渡り鳥が、人工的な光によって季節ごとのコースを逸れ、ビルに激突して死んでいる。最近の研究は、多くのコウモリの種が、まさに明かりに照らされた場所を避けるという理由で、人工的な光がコウモリの移動や摂食のパターンを乱している、ということを明らかにしている。「サイエンス」誌に掲載された2011年の研究論文によれば、コウモリは昆虫を捕食することだけで、アメリカの農業に毎年数十億ドルも貢献しているのだ。

 4⃣

 当然のことながら、「人間も動物なのです」とハーバード大学医学部の睡眠医学科のスティーブン・ロックリーは説明する。「だから、光と闇のサイクルが樹木の季節ごとのパターンや動物の繁殖のサイクルを乱すことを考えれば、それが私たちに対して同じことをしていないと考える理由は何もないのです」。つい1980年まで、人間は夜の人工的な光の影響を受けないと考えられていた。しかし継続的な調査によって、夜に光は私たちの睡眠を妨げ、私たちの概日リズム。すなわち私たちの体の機能をコントロールする24時間の生体内作用を混乱させるということが明らかになった。

 5⃣

 多くの人々は、光イコール安全、闇イコール危険と信じているーそうですよね。なぜ多くのガソリンスタンドや駐車場がわずか20年前に比べて10倍以上も明るくなっているのか。なぜ光害が1年に20パーセントも増え続けているのかは、この通説だけで説明することができる。ところが実際は、夜の光と安全の問題は複雑で、これらの通説を裏付ける適切な証拠はほとんどないのだ。例えば、ますます明るくなっている照明は、私たちの目をくらませて、実際に安全性を減らしてしまうこともありうる。それに、他のみんなと同じように、犯罪者も暗闇を不用心なものとして恐れ、自分の邪悪な行いをするために明るく照らされた場所を探すのだ。

 6⃣

 単純にたくさんの光を使うことよりも、光を効率的に使うことの方がはるかに重要である。フランスの新しい照明のルールを説明して、前の環境大臣であるデルフィーヌ・バトは、政府は責任ある光の使用を含むように「文化を変え」たいのだと言った。

この変化は歓迎されるだろう、というのも、私たち自身の目はもちろんのこと、専門家や諸研究が私たちに教えているのは、私たちは必要をはるかに超える光を使っており、しかもそのために途方もない犠牲を払っているということだからだ。